米Dellは12月4日、取締役会で100億ドルの自社株買い戻しプログラムを承認したと発表した。中断していた自社株買い戻しを今週にも再開する。マイケル・デル会長兼CEOは、「当社の成長と、株主への価値還元をサポートするための資本配分計画の一環」とコメントしている。
Dellは、遅れていた決算報告書の米証券取引委員会(SEC)への提出を10月に済ませた際、自社株買い戻しを再開する意向を示していた。
同社は併せて、今後の事業戦略についても説明。コンシューマー、新興国市場、ノートPC、中小企業およびエンタープライズの5分野を鍵となる優先分野として、同社が掲げる「顧客のためのIT簡素化」戦略に取り組むとしている。
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