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NHKと在京キー局、新東京タワー利用決定 “元祖”タワーは「利用継続へ協議続ける」
NHKと在京キー局は、電波塔機能を東京タワーから新東京タワーへ移すことを決めた。東京タワーはこの発表を「真しに受け止める」としながらも、各局と利用継続へ協議を続けるとしている。
東武鉄道と新東京タワーは12月11日、東京墨田区に建設予定の新東京タワーについて、NHK・在京民放キー局5社と利用予約契約を結んだと発表した。地上デジタル放送に完全移行する2011年以降、電波塔の機能を東京タワーから新タワーに移す。
この発表を受け、東京タワーを運営する日本電波塔は12日、コメントを発表した。「(新タワーへの移行は)1つの方向性として真しに受け止めている」としながらも、今後も東京タワーを継続利用してもらえるよう、各局と協議を続けていくという。
同社は「東京タワーは、関東圏の地上デジタル放送の親局として十分な機能を発揮している」と主張し、非常時の電波の予備送信所としての活用を提案する。
また「在京テレビ局6社以外で東京タワーを利用しているFM局や独立UHF局には、今後も継続利用してもらえるだろう」とコメント。通信事業者向けサービスなど新たな活用法も検討していく。
日本電波塔はこれまで、地上デジタル放送完全移行後も東京タワーを使ってもらえるよう放送局に要望してきた。
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