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「健全なケータイサイト」認定 MCFが第三者機関設立
モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、「健全な携帯電話向けサイト」を認定する第三者機関を来春に設立する。「有害サイト」から未成年を保護しつつ、携帯コンテンツの発展につなげるとしている。
携帯電話メーカーやコンテンツ事業者などが参加するモバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は来春、「健全な携帯サイト」を認定する第三者機関を設立する。「有害サイト」から未成年を保護しつつ、携帯コンテンツの発展につなげるとしている。
来年3月までに、有識者などで構成する第三者機関を作り、健全なサイトを認定するための基準を策定。4月からサイトの認定を始める。携帯事業者やコンテンツ事業者にも協力を呼びかけ、未成年が安心して携帯からネットを利用できるようにしていく。
有害サイトへのアクセスを制限する手段としては、フィルタリングサービスが一般的だが、MCFは「フィルタリングは有害サイトだけでなく、ブログやSNSなどが一律で制限され、有用なサイトまで利用できなくなる問題がある」と指摘。第三者機関で健全なサイトを認定することで、有用なサイトをしゃ断しないフィルタリングサービス構築につなげる。
MCFは携帯事業者、メーカー、コンテンツ事業者などが参加1999年に設立された団体。現在247社が参加しており、携帯に関する利用調査やセミナーなどを行っている。
携帯電話・PHS事業者4社は、総務省の要請を受けて12月10日、「有害サイト」のアクセスを制限するフィルタリングサービスについて、未成年者は原則加入とする方針を発表している(関連記事参照)。
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