総務省はこのほど、電波監理審議会から「アイピーモバイルの携帯電話事業の免許取り消しが適当」とする答申を受けたと発表した。同省は「速やかにアイピーモバイルの免許認定を取り消す」としている。
アイピーモバイルは、携帯新規参入事業者として2005年11月に認可され、2.5GHz帯でのサービス開始を目指していたが、資金難で事業化に失敗。今年10月、自己破産の申し立てを行うと同時に、総務省に免許を返上していた。
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