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Facebook、プラットフォームをほかのSNSにも公開
ほかのSNS用アプリの開発にFacebookのプラットフォームが使えるようになる。GoogleのOpenSocialに対抗する動きだ。
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の米Facebookは12月13日、アプリケーション開発プラットフォーム「Facebook Platform」のアーキテクチャを公開すると発表した。これにより、ほかのSNSでもFacebookで人気のアプリケーションを容易に利用できるようになる。Facebookは「ほかのSNSにFacebook Platformをモデルとして使ってもらうことで、利便性を共有できる」としている。
Facebookは、2006年にFacebook PlatformのAPIを開発者に公開、2007年5月には専用マークアップ言語を公開するなど、外部開発者によるFacebook用アプリケーションの開発を推進してきた。
今回の発表はこうした「オープン化」をさらに一歩進めたもので、FacebookはほかのSNSのプラットフォームに対し、Facebook Platformのツールやタグのライセンス供与も行うという。
Facebookは、Googleが提唱するSNS用共通API「OpenSocial」には参加していない。
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Facebookは、C++やJava、Pythonなど、さまざまなプログラミング言語をまたぐサービスを効率よく開発できるフレームワーク「Thrift」を公開した。
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