MacユーザーはPCユーザーよりも音楽好き――調査会社の米NPD Groupが12月19日、こんな調査報告を発表した。米国で第3四半期にiTunesなどの音楽配信サービスから楽曲をダウンロード購入した人は、米AppleのMacコンピュータ所有者では半数に達したのに対し、PC所有者では16%だった。また、第3四半期にCDを購入した人は、Macユーザーの32%に対し、PCユーザーでは28%と、ここでもMacユーザーが上回っている。
音楽の楽しみ方でも同様の傾向がみられる。MP3プレーヤーに楽曲を転送した人の比率は、Macユーザーで34%、PCユーザーでは16%。コンピュータで音楽を聴く人の比率も、Macユーザーでは56%に達したのに対し、PCユーザーでは31%だった。
NPDは「Appleのコンピュータユーザーとそれ以外のPCユーザーの間にはまだ文化的な差があり、特に音楽の楽しみ方でその差は大きい」とコメント。Macの販売台数シェアが2006年の6%から2007年(1〜10月)には9%に伸びていることに触れ、「Appleのシェア拡大と引き続き好調なiPodの売れ行きは、デジタル音楽が今後も伸びるという前触れ」との見方を示している。
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