仏Air Franceは12月20日、国際線では初となる機内携帯電話サービスのトライアルを開始すると発表した。機内通信サービス開発企業のスイスのOnAir(仏AirbusとスイスのSITAの合弁会社)の「Mobile OnAir」システムを採用する。
機内で携帯電話が利用できるようになるのは、欧州路線を運行する「Airbus A318」の1機。トライアルの期間は6カ月で、期間中に乗客から集めたコメントやフィードバックを参考にサービスを本格導入するかどうかを判断するという。
トライアル期間中の前半は、SMSおよびMMSメッセージの送受信、インターネット接続による電子メールの送受信のみが可能。後半には通常の通話も可能になるという。
利用料金は、使用する携帯電話のキャリアによって、通常の国際携帯電話料金相当が課金される。OnAirは大手キャリアとローミング契約を結んでいる。
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