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IBM、DBソフトウェアベンダーのSolid Information Technologyを買収
IBMが、インメモリデータベースベンダーのSolid Information Technologyを買収する。
米IBMは12月21日、データベースソフトウェアを提供する米Solid Information Technologyを買収すると発表した。買収金額は公表されていない。
Solidのソフトウェアはインメモリデータベース技術により、RAMから迅速にデータを引き出すことができる。そのため従来のハードディスクをベースとしたデータベースシステムと比較すると、データの保管、またデータへのアクセス時間を、10倍近く高速化できるという。IBMは今回の買収により、情報オンデマンド戦略を強化する。
2007年におけるIBMによる戦略的買収は、Solidで12社目となる。買収後Solid製品は、同社のInformation Management Software部門の製品として提供される予定。
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米オラクルは2005年6月、インメモリDBのトップベンダーだった米タイムズテンを買収、Oracle Databaseラインアップへの統合を進めてきた。そして2007年2月、Oracle Database 10gとの統合機能を強化した新バージョン「Oracle TimesTen In-Memory Database Release 7.0」を発売した。
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