2ちゃんねる管理人で、「ニコニコ動画」を運営するニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)氏が12月24日早朝、楽曲制作ソフト「初音ミク」で「Silent Night」を演奏して「ニコニコ動画」に投稿し、25日午後1時までに4万回以上の再生があった。
「初音ミクで季節モノの曲を作ってみたよ。@ひろゆき」というタイトルで投稿(ニコニコ動画へのリンク:要ログイン)し、自身のブログで報告。「初音ミクで季節モノの曲を作ってみましたよ。いやぁ、おもったより難しい」とコメントしている。
さらに「もっとうまく歌わせられるぜ!って人は、vsqファイルを置いておくので、明日(25日・クリスマス)の夜までにがんばってください」とし、楽曲のVSQファイルも公開した。動画投稿サイト「zoome」にも、「クリスマスっぽい何かしら」として24日午後4時ごろに投稿した(zoomeへのリンク)。
「初音ミク」で制作された作品の着うた配信契約をめぐっては、ドワンゴ・ミュージックパブリッシング(DMP)とクリプトン・フューチャー・メディアがそれぞれ食い違う見解を発表して騒動になっていた。これについて、ひろゆき氏は21日に解決策を提案。「2ちゃんねる」の「YouTube板」に、23日早朝1時ごろから3時半ごろまで“降臨”してこの騒動について話し合う中で、他ユーザーから「ひろゆき氏が初音ミクで楽曲を作り、ニコニコに投稿してみてはどうか」といった提案があり、「それか!」と答えていた。
DMPとクリプトンは25日、共同でコメントを発表して“和解”している。
関連キーワード
初音ミク | ひろゆき | 投稿 | ニコニコ動画 | ドワンゴ・ミュージックパブリッシング | クリスマス | 和解 | 著作権 | クリプトン・フューチャー・メディア | ニワンゴ
関連記事
- 「初音ミク作品」騒動、ドワンゴとクリプトンが“和解”コメント
ドワンゴ・ミュージックとクリプトンが、一連の「初音ミク」騒動について“和解”し、共同でコメントを発表した。今後は「ネット時代に即応した音楽著作権の処理について、共同で検討していく」としている。 - 「初音ミク作品」騒動、ひろゆき氏が解決策を提案
「初音ミク」を使って制作した楽曲の着うた配信に絡む契約について、クリプトンとドワンゴ・ミュージックが、自社のWebサイト上でそれぞれの立場を主張している件について、ひろゆき氏が、自身のブログで解決策を提案した。 - 「初音ミク作品」契約をめぐりドワンゴ・クリプトンが説明
「初音ミク」で作成された楽曲の着うた配信に絡む契約について、クリプトンとドワンゴ・ミュージックが、それぞれのWebサイト上で説明した。クリプトン社長は「両社ともがニコニコできるような仕組みが築けたらと願っている」としている。 - ドワンゴ、「アーティスト名:初音ミク」のJASRAC登録で「クリプトンと協議中」
「みくみくにしてあげる♪」をJASRACに登録申請した際、アーティスト名を「初音ミク」と申請したことについて、ドワンゴ側は12月20日、「クリプトン側と協議して対応する」とコメントした。 - 「みくみく」JASRAC登録で「手違い」 ドワンゴ・ミュージックが謝罪
「みくみくにしてあげる♪」の配信権などの管理をJASRACに信託した際に手違いがあったとし、ドワンゴ・ミュージックパブリッシングが謝罪した。著作権管理の仕組みについて今後同社はJASRACなどとも議論していきたいとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.