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IntelとSTMicroの合弁Numonyx、設立予定時期を3月に延期
金融市場環境の変化により、新会社に対する銀行からの融資額が半減。STMicroが新会社への資産売却と引き換えに受け取る金額も減るという。
仏伊半導体メーカーSTMicroelectronicsは12月26日、米Intelおよび米投資会社Francisco Partnersと共同設立するフラッシュメモリの合弁企業Numonyxの設立予定時期を、2008年3月28日に延期することで合意したと発表した。5月に合弁設立を発表した際には、新会社の設立を2007年下半期中と予定していた。
STMicroは併せて、銀行からのNumonyxへの融資額が半減することも明らかにした。当初予定されていた融資および回転信用額は15億5000万ドルだったが、「借り入れ資本市場の著しい混乱に伴い」、7億5000万ドルに変更になったという。
当初の計画では、STMicroがNORフラッシュメモリ事業をNumonyxに売却し、引き換えに新会社株式48.6%と4億6800万ドルを受け取る計画になっていたが、STMicroは、この金額が3億6400万ドルに変更になることも発表。IntelはNOR型フラッシュメモリ資産などを新会社に売却し、新会社株式45.1%と4億3200万ドルを取得する計画となっているが、変更については明らかにされていない。Francisco Partnersが新会社に1億5000万ドルを出資し、新会社株式6.3%を取得する計画については変更ないとしている。
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