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東大に国内最速スパコン クアッドコアOpteronで140TFLOPS
最大理論ピーク性能140TFLOPSと国内最速のスーパーコンピュータシステムを、日立が東大に納入する。クアッドコアOpteronを搭載したサーバ×952ノードで構成した。
日立製作所は1月8日、クアッドコアOpteronを搭載したサーバ952ノードで構成するスーパーコンピュータシステムを、東京大学情報基盤センターから受注したと発表した。最大理論ピーク性能は140TFLOPSと「2007年11月時点で国内最高性能」(同社)という。6月から稼働する予定。
同大と筑波大、京都大で作成した共通仕様「T2Kオープンスパコン」に基づいて構築。クアッドコアOpteron(2.3GHz)を4個搭載した2Uサイズのテクニカルサーバ「HA8000-tc/RS425」×952ノードで構成した。任意のノード間の接続を効率化する「高速多段クロスバネットワーク」で接続。1平方メートル当たりの性能は3783GFLOPSと、省スペースに抑えた。OSはRed Hat Enterprise Linux。
同センターは同大の共同利用施設。同社は「オープンソースソフトと親和性の高いLinuxプラットフォームを提供することで、ゲノム情報処理やデータマイニング、グリッド技術などの分野で優れた研究成果が得られることが期待できる」としている。
07年11月に発表されたスーパーコンピュータの性能ランキング「Top500」では、国内最速はデュアルコアOpteronを搭載した東京工業大学の「TSUBAME Grid Cluster」(LINPACKベンチマークスコアで56.43TFLOPS)だった。
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