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オンラインでの旅行情報の収集から成約までは平均29日――英調査
オンラインでの情報収集では、「ホリデーパック」など、目的地や会社名を絞り込まない一般的なキーワードで検索を行う人が多いことが明らかになった。
米Googleの英国法人Google U.K.と調査会社のcomScoreは1月10日、旅行関連分野における消費者のオンライン行動に関する調査報告を発表した。
この報告によると、英国で2007年第1四半期に旅行関連の情報収集に検索エンジンを活用した人は2000万人。最初の検索から、実際にパック旅行などを購入するまでの期間は平均29日だが、4週間以上かかるケースが45%という。実際に購入取引を行うまでに情報源のサイトを複数回訪れる消費者がほとんどで、平均訪問回数は2.5回。取引の38%は、サイトを最初に訪れてから4週間以上経ってからのもので、最初の訪問時に成立する取引は10%という。
オンラインで旅行関連の購買を行う人のうち、「ホリデーパック」や「イタリア旅行」といった一般的なキーワードから検索を始める人は45%。情報収集を進める過程で、こうした一般的なキーワードから旅行会社名やパックの名称といったブランドを特定するキーワードへと移行する人は29%だが、3分の1以上は実際に購入する直前まで、一般的なキーワード検索を行っている。また、10%はブランドなどのキーワードをまったく使用しないという。このことから、広告主はブランドや目的地を絞り込まない一般的な検索キーワードの価値を見逃しているのでは、と指摘している。
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