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IBM、海外事業が好調な業績を後押し――決算速報値を発表
IBMが、10〜12月期決算の速報値を発表。為替の好影響などを反映し、継続事業からの1株当たり純利益は前年同期比24%増となる見通しだ。
米IBMは1月14日、第4四半期(10〜12月期)決算の速報値を発表した。売上高は289億ドルで、前年同期比10%増。うち6%分は為替の影響だという。継続事業からの純利益は1株当たり2.80ドルで、前年同期を24%上回る見通し。
通年での売上高は、前年比8%増の988億ドルで、為替の影響が増加分の半分を占める。1株当たり純利益は前年比18%増の7.18ドル。うち0.05ドルはプリンティングシステム事業の売却益の影響だという。
サミュエル・J・パルミサーノ会長・社長兼CEOは「アジア、欧州、新興国での力強い業績が、この優れた結果をけん引した」とコメント。「2008年のスタートに当たり、当社はよい状況にある」としている。
IBMは、第4四半期および通年の決算発表を17日に予定している。
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