フィンランドのNokiaは1月15日、独ボーフムにある同社工場を2008年半ばまでに閉鎖する計画を発表した。ドイツでの端末製造は終了し、欧州内の他地域の「よりコスト競争力のある」工場に移管する計画だという。
Nokiaは、同社がボーフム地域に持つ製造関連以外の事業についても閉鎖する意向。自動車向け事業やソフトウェアの研究開発部門の売却を検討中だという。同地域の事業閉鎖に伴い、約2300人の社員が影響を受けるとしている。
Nokiaは、「ボーフム工場の閉鎖は、当社の長期にわたる競争力を確保するために必要」としている。このリストラに関連する費用については追って発表される予定。
関連記事
- Nokia、上海に中国本土初の「Nokia Flagship Store」オープン
アジア太平洋地域では香港店に次ぐ2店目で、世界各国のNokia Flagship Storeのなかでも最大規模になる。 - Nokia増収増益、平均販売価格が下落するも利益率向上
Nokiaの7〜9月期決算は、売上高は前年同期比28%増、純利益は同85%増。シェアをさらに伸ばし、39%を確保したとみている。 - Nokiaの国別売り上げ、インドが米国を抜いて2位に
インドでの売り上げ規模は年々伸びており、国別順位で2005年の4位から昨年は3位に、この4〜6月期には中国に次ぐ2位になった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.