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まぶたの開閉も検知する居眠り運転防止システム、トヨタが開発
運転者の上下のまぶたの位置を検出して目が開いているかどうかをチェックし、居眠り運転を防止するシステムをトヨタが開発した。
トヨタ自動車はこのほど、運転者の目の開閉状況を検知して衝突を防止するシステムを開発したと発表した。目の開閉状況を検知するシステムは世界初。「近く発売予定の新型車に搭載する」という。
ハンドルの奥に設置したカメラで運転者の顔を撮影し、上下のまぶたの位置や顔の向きを検知。目を開けているかどうかを判断する。同時にミリ波レーダーで進路上の障害物を検知。目を閉じていたり正面を向いておらず、衝突の可能性が高いと判断した場合に、警報音などで警告する。
同社は、顔の向きを解析してわき見運転を検知するシステムを2005年に開発している。「今後も運転する人の状態を検知する技術の開発を進める」としている。
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