台湾のVIA Technologiesは1月24日、新x86プロセッサアーキテクチャ「VIA Isaiah Architecture」の詳細を発表した。
VIA Isaiah Architectureは、アウトオブオーダー型スーパースカラーマイクロアーキテクチャ、マクロフュージョンおよびマイクロフュージョン機能、高度な分岐予測など、最新のマイクロプロセッサ技術を採用。高性能と省電力を実現、ノートPCやUMPCに適しているという。
このアーキテクチャによる最初の製品は、動作周波数が最高2GHz、フロントサイドバスは800M〜1333MHz。2個の64Kバイト L1キャッシュと、1Mバイトの16ウェイ連想方式のL2キャッシュを持つ。
また消費電力を削減し熱放出量を減らすため、新たな低消費電力回路技術に加え、アイドル時の消費電力を0ワットに限りなく近づけることが可能な「C6ステイト」をサポートしている。
Isaiahによる第1世代のプロセッサは、65ナノメートルプロセス技術で製造され、現行のVIA C7プロセッサファミリーとピン互換性を持つ。出荷は2008年前半の予定。
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