米IBMは2月1日、中国江蘇省の無錫市にある新しい工業団地内に、クラウドコンピューティングセンター「China Cloud Computing Center」を設立すると発表した。
無錫市政府との契約に基づいて設立されるこの新センターは、工業団地内の新興ソフトウェア企業に仮想コンピューティング環境を公共サービスとして提供する。このセンターは「Blue Cloud」技術で構築される。Blue Cloudは、IBMが昨年11月に発表した、オープンな業界規格とオープンソースソフトウェアを基盤とするシステム。
各企業はソフトウェア製品の設計、開発、テストにリソースを利用できる。このクラウドコンピューティング環境はIBM Tivoliシステムで管理され、IBM System x、System p、BladeCenterで稼働するIBM Rationalソフト開発ツール、WebSphere Application Server、DB2データベースなどを、利用可能リソースとして提供する。
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