調査会社の米IDCは2月19日、インターネット利用者のオンライン行動に関する調査報告を発表した。調査は、ネットを頻繁に利用するという米国の992人(15歳以上)を対象に行った。
報告によると、ネット利用者がネットを利用する時間は週32.7時間で、あらゆるメディアの利用時間の合計(週70.6時間)の半分近くを占めるという。一方、テレビ視聴時間は週16.4時間、新聞や雑誌を読む時間は3.9時間だった。
IDCは、「ネット利用時間は、テレビや印刷メディアを犠牲にして増え続けるだろう」とコメント。「これは、広告予算がテレビや新聞、雑誌からインターネット広告へとシフトし続けるということだ」としている。
ネット利用の内容としては、回答者の84%が「検索エンジンの利用」を挙げており、以下、「地図、ナビゲーションサービス」(83%)、「個人的な調べもの」(77%)、「電子メールの利用」(76%)と続いている。
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