ニュース
x86サーバ1500台分の処理能力 IBMがメインフレーム新製品
IBMは、メインフレームの新製品「IBM System z10」の出荷を開始した。System z9と比べて最大1.7倍、x86サーバ1500台分の処理能力を持つ
IBMは2月26日、メインフレームの新製品「IBM System z10」の出荷を開始した。
System z10は、従来製品の「System z9」と比べてCPU構成で最大1.7倍、x86サーバ1500台分の処理能力を持ち、エネルギーコストを最大85%削減している。設置面積も85%削減できるほか、x86サーバのソフトウェアライセンス数を最大30分の1に減らせるという。
ITリソースの管理、提供、追跡ができる自動管理機能を追加している。ユーザーの要求に基づいて最大100%のリソースを使用できる機能、データセンターにアクセスするユーザーを認証する機能、仮想化セキュリティ機能なども備える。IBMのメインフレームOS「z/OS」を搭載している。
関連記事
- Itanium連合が3年目の展望 「次のターゲットはIBMメインフレーム」
昨年RISC/UNIXの置き換えを推進したItanium Solution Allianceの、3年目のターゲットとなるのはメインフレームだという。 - IBM z/OSに対応するSSHの新バージョン
SSHコミュニケーションズ・セキュリティは、IBMの「z/OS」に対応したSSH Tectiaの新バージョンを発表した。 - 世界が30台のメインフレームに――IBM
IBMは全世界に存在する自社のデータセンターに置かれた3900台ものサーバを「IBM System z」30台に統合していく計画を発表した。 - メインフレームを軸に手を組むIBMとオラクル
IBMとOracleは、System zメインフレーム上でのLinuxやビジネスアプリケーションの展開に関して提携を結んだ。 - IBM、メインフレームに1億ドル投入へ
IBMは今後5年間で1億ドルの資金をかけ、メインフレームの簡素化や管理性向上、インタフェースの改善などに取り組む。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.