米Microsoftは2月27日、行動ターゲティング技術を手掛けるイスラエルのYaDataの買収で合意に達したと発表した。買収金額は非公開。
2006年に設立されたYaDataは、企業のマーケティング担当者に対し、行動ターゲティングのためのツールを提供している。
Microsoftは、YaDataの技術をオンライン広告プラットフォームに組み込むことで、より高度な行動ターゲティングツールや機能を広告主に提供できるとしている。Microsoftは、個人を特定する情報を使わずに、クラス最高の顧客セグメンテーションおよびターゲティング技術を提供することを目指しており、YaDataの技術の活用により、今後も消費者のプライバシー保護のため、高い水準を維持し続けるとしている。
買収後、YaDataチームはMicrosoftのイスラエル研究開発センターに加わる。YaDataのソリューションはMicrosoftのアドバタイザー&パブリッシャーソリューションズ部門を通じて提供される。
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