パイオニアは3月7日、プラズマパネルの自社生産から撤退し、外部からの調達に切り替えると正式発表した。調達先については協議中で、詳細が決まり次第発表する。調達先のパネルには、同社技術を盛り込むことを検討している。
「今後想定される販売数量でコスト競争力を維持することが難しいと判断した」(同社)ため、次期新製品に搭載するパネルで生産を終了する。ディスプレイ事業全体をスリム化し、人員はカーエレクトロニクス事業やAV事業などに振り向ける。
同社は、昨年9月に提携したシャープから液晶パネルを調達し、液晶テレビを秋から発売する予定だ。高画質・高音質な製品を、シャープの技術者と共同開発するとしている。
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