Nokia、同社初のWiMAX対応端末をこの夏発売
「Nokia N810 Internet Tablet WiMAX Edition」は、タッチスクリーンとQWERTYキーボードを搭載。VoIPやIMも利用できる。
フィンランドのNokiaは4月1日、Nokia Nseriesの最新端末「Nokia N810 Internet Tablet WiMAX Edition」を発表した。同社初のWiMAX対応機種で、この夏、米国内のWiMAX接続が利用できる地域で提供を開始する予定。
Nokia N810 WiMAX Editionは、4.13インチのタッチスクリーンと、スライド式のQWERTYキーボードを搭載。Mozillaベースのブラウザ経由で各種Webサービスが利用できるほか、SkypeやGoogle Talk、Gizmo5など、さまざまなVoIPおよびインスタントメッセージング(IM)クライアントが利用可能で、内蔵のWebカムを使ったビデオ電話も可能。GPSを搭載しており、パーソナルナビゲーション端末としても利用できる。内蔵メモリは2Gバイトだが、microSDメモリーカードの利用により、10Gバイトまで拡張可能。
WiMAX圏外では、Wi-Fiまたは携帯ネットワークに対応する端末とBluetooth経由で接続することで、インターネット接続が可能だ。
また併せてInternet Tablet OSの「OS2008」のアップデートも発表。新OS2008は、メール機能の強化やWebブラウザでの中国語表示のサポート、自動ソフトアップデート機能などが追加された。このOSはWiMAX Editionで採用されており、N810やN800の利用者に対しては第2四半期に提供される予定。
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