米Intelは4月3日、同社設計の低価格ノートPC「Classmate PC」の新バージョンを発表した。PCメーカーがさまざまな教育ニーズに合わせて調整できるよう、複数のスペックを用意。オプションには、従来サイズより大きい9インチディスプレイや、30GバイトのHDD、メッシュネットワーク接続、Webカムなどが含まれる。バッテリー持続時間も、初代モデルの4時間から5時間に強化された。
Intelは、手ごろな価格でフル機能を装備し、インターネットでの利用を中心としたClassmate PCのようなノートPCを「ネットブック」と総称している。2代目Classmate PCのプロセッサはIntel Celeron Mを使用するが、将来的には「ネットブックなどの小型モバイル端末用に設計された」省電力プロセッサ「Atom」を採用する予定だという。OSはWindows XPとLinuxに対応する。
Intelは、Classmate PCをサポートするインフラ設立のため、ソフト・ハードベンダーやコンテンツプロバイダー、OEMメーカーなど80社以上と協力。2代目Classmate PC対応のソフトやコンテンツは、8カ国語以上で提供する予定。
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