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モバゲー、青少年の悩み相談窓口と連携
「モバゲータウン」のカスタマーサポート窓口で、モバゲーユーザーの青少年やその保護者、教職員の悩み相談を受け付ける電話相談サービス「モバゲー110番」に誘導する取り組みを始めた。
ディー・エヌ・エー(DeNA)は4月21日、SNS&ゲームサイト「モバゲータウン」のカスタマーサポート窓口で、モバゲーユーザーの青少年やその保護者、教職員の悩み相談を受け付ける電話相談サービス「モバゲー110番」に誘導する取り組みを始めた。
モバゲーは10代ユーザーが約400万人いるといい、カスタマーサポート窓口には、モバゲーの機能などに関する問い合わせだけではなく、サイト内での友人同士のトラブルや学校内でのいじめの相談などが寄せられているという。
こういった相談が寄せられた際に、カスタマーサポート窓口から悩み相談専用電話番号を案内。専門の臨床心理士やスクールカウンセラーなどが相談に応じる。ネット上のいじめだけでなく、実際のいじめや引きこもり、不登校、学業不振などの悩み、会員の保護者や学校関係者からの相談も受け付ける。
相談窓口の運営は、複数の自治体からいじめ相談窓口運営を受託しているというダイヤル・サービスが担当する。平日午後5時から午後10時まで利用できる。
同社はこの取り組みがモバゲータウンの健全性維持につながるとしており、「今後も青少年の健全育成の一助となる取り組みを継続していく」としている。
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