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FTCの対Rambus是正命令、控訴裁が却下
Rambusが独禁法に違反したとして、連邦取引委員会が同社に対して求めていたロイヤルティーへの上限設定などの是正命令が覆された。
米Rambusが独禁法に違反したとして米連邦取引委員会(FTC)が科した是正命令を、ワシントンD.C.の巡回控訴裁判所が覆した。Rambusが4月22日に明らかにした。
FTCは、Rambusが標準化団体JEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)でのDRAM標準決定プロセスに参加した際、独禁法に違反したと主張。Rambusに対し、ライセンス供与時に相手企業に求めるロイヤルティーに上限を設定することや、標準化団体への技術情報公開を求める是正命令を出していた。
今回の巡回控訴裁の決定は、この是正命令を覆すもの。Rambusが競争を阻害したとの事実をFTCが実証できていないと判断し、FTCに審理を差し戻した。
Rambusは「控訴裁の決定に大変喜んでいる」とコメント。韓国Hynix Semiconductorや米Micron Technologiesとの間で係争中のDRAM特許訴訟でも、Rambusに有利な陪審評決が3月に下されたことに触れ、「これでこの問題が解決し、当社が事業運営に集中できるようになるはず」としている。
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