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任天堂、過去最高決算 DSやWii、旧作ソフトも好調
任天堂の通期算は売上高・利益とも過去最高。ニンテンドーDSとWiiが世界で好調で、ソフトは1年以上前に発売した旧作もヒットを持続した。
任天堂が4月24日に発表した2008年3月期の連結決算は、売上高が前期比73%増の1兆6724億円、営業利益は2.2倍の4872億円、経常利益は53%増の4408億円、純利益は48%増の2573億円と、売上高・利益とも過去最高となった。
ニンテンドーDSとWiiが世界で好調。ソフトは新作だけでなく、1年以上前に発売した旧作もヒットを持続し、売上・利益に貢献した。
DSは同期中に3031万台(累計7060万台)販売。ソフトは「ポケットモンスター ダイヤモンド/パール」「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」などが海外で人気だったほか、「マリオパーティーDS」「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」など新作も好調。「ニンテンドッグス」「Newスーパーマリオブラザーズ」もロングセラーとして売れ続けている。ミリオンセラーのソフトは、前期末の30タイトルから27増え、累計で57タイトルとなった。
Wiiは世界で1861万台(累計2445万台)販売。「Wii Fit」は185万本販売したほか、「大乱闘スマッシュブラザーズ」「スーパーマリオギャラクシー」「マリオパーティ8」といった新作のほか「はじめてのWii」「Wiiスポーツ」など旧作も好調。ミリオンセラータイトルの累計は、前期の5から26に増えた。
今期は売上高1兆8000億円、営業利益5300億円、経常利益5500億円、純利益3250億円を見込む。
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