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YouTubeがまだJASRACと契約できない理由
JASRACは「ニコニコ動画」など5つのサイトと楽曲の包括利用許諾契約を結んでいるが、YouTubeはまだ。「過去に投稿されたコンテンツの適正化」について問題があるという。
日本音楽著作権協会(JASRAC)の菅原瑞夫常務理事は5月14日に開いた定例会見で、YouTubeに対して、楽曲の包括利用許諾を出せない理由を説明した。「過去に投稿されたコンテンツの適正化」について問題が残っているという。
JASRACはこれまで「ニコニコ動画」(ニワンゴ)、「Yahoo!ビデオキャスト」(ヤフー)、「eyeVio」(ソニー)、「Clip Cast」(sus4)、「うたスキ」(エクシング)という5つの動画投稿サイトと包括利用許諾契約を結んでいるが、YouTubeを運営するGoogle日本法人とはまだ協議が続いており、契約締結に至っていない。
これまでに契約を結んだ5社は、JASRACが求めている、(1)過去に投稿されたコンテンツの適正化と、(2)将来、違法コンテンツがアップロードされないような対策について、それぞれ満足のいく対応があったが、YouTubeは過去のコンテンツについて問題が残っているという。
「YouTubeには、過去に非常に多くのコンテンツが投稿されている。適正化を、首を長くしてお待ちしている」
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