ソニーは5月14日、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ向け携帯電話の国内生産を縮小する方針を明らかにした。
同日発表した2008年3月期決算の説明会で、大根田伸行CFOが言及した。この影響で、ソニー全体の売上高のうち、国内分は前期を若干下回る見通しという。
ソニー・エリクソンは、ドコモ向け製品計画を見直す方針を明らかにしている(ソニエリ「ドコモ向け携帯からの撤退はない」 一部報道にコメント)。
ソニー・エリクソンの07年4月〜08年3月期の業績は、売上高が前期比7%増の126億9300万ユーロだったのに対し、税引き前利益は7%減の14億500万ユーロにとどまった。
販売台数は25%増の1億390万台に伸び、ウォークマン携帯、サイバーショット携帯が貢献して増収だったが、研究開発費がかさみ、減益になった。
今期は中上位機市場の成長鈍化を見込み、エントリー機種の研究開発に向けてコスト負担が増す見通し。ソニー・エリクソンが貢献してきたソニー全体の持分法投資損益は、今期は減益を予想している。
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