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ソニエリ「ドコモ向け携帯からの撤退はない」 一部報道にコメント
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは、NTTドコモ向け携帯電話から撤退するという一部報道に対し、「ドコモと商品計画の見直しを行っているのは事実だが、撤退はない」とコメントした。
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは3月10日、NTTドコモ向け携帯電話から撤退するという一部報道に対し、「ドコモと商品計画の見直しを行っているのは事実だが、撤退はない」(同社広報部)とコメントした。
日本経済新聞が10日付けで、同社がドコモ向け端末について、今夏に発売する製品を最後に開発・生産を打ち切り、その後は国内の携帯メーカーから製品を調達し、ソニエリブランドでドコモに供給し続ける──と報じた。
同社広報部は「ドコモと商品化計画の一部を見直しているのは事実だが、撤退はない。ほかのメーカーから製品を調達し、自社ブランドでドコモに供給する計画もない」としている。商品計画の見直の具体的な内容は「公開できない」という。
同社は「サイバーショット携帯」「ウォークマン携帯」などの端末をドコモとau(KDDI)に製品を供給している。au向けは従来通り開発・生産を続け、商品計画の見直しなども考えていないとした。
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