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HP、「環境に優しい」プリンタ事業戦略を発表
HPはリサイクルプラスチックから製造したプリンタ、使用電力や印刷枚数を管理できるツールなど、環境に優しいプリンタ戦略を推進する。
米Hewlett-Packard(HP)は5月22日、環境へのダメージを最小限に抑えることを目的とするプリンタ事業計画を明らかにした。個人から企業まで、幅広いサービスや製品を提供していく。
企業向けには、印刷査定サービス「HP Eco Printing Assessment」を提供。電力使用量と紙の使用枚数、二酸化炭素の排出量を総合的に管理し、コスト削減を支援する。一般ユーザー向けには6月末からオンラインで「HP Carbon Footprint Calculator for printing」を提供するという。
2009年にはLaserJetシリーズに、電力効率を最大で3倍高める「HP Auto-On/Auto-Off Technology」を採用する。この技術はプリンタが一定時間使われないと、ディープスリープモードに切り替えて電力使用量を1ワット未満に抑える。また販売中の「HP Deskjet D2545 Printer」は、プラスチック素材の重量の83%に再生素材を用い、インクカートリッジも再生品を使用している。さらに同社は今年夏、ペットボトルなどさまざまなリサイクルプラスチックを利用したプリンタを発売する計画という。
なおこれら環境保護に貢献する新製品には、「HP Eco Highlights」のラベルをはり、他製品と識別できるようにする。
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新しいプリンタカートリッジではリサイクル素材を活用してパッケージの軽量化と利用素材の削減、省スペース化を図っている。
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