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Yahoo!、スパマーを提訴――商標法違反などで
Yahoo!のくじや賞に当たったという詐欺メールを送信し、個人情報の入手などを企てていたスパマーを相手取り、Yahoo!が訴訟を起こした。
米Yahoo!は5月27日、「Yahoo!のくじや賞に当たりました」といった内容の違法な詐欺メールを送信したとして、「Yahoo! Lottery Spammers(Yahoo!くじスパマー)」をニューヨーク南部地区連邦地方裁判所に提訴したと発表した。米連邦商標法やスパム規制を目的とした米CAN-SPAM法の違反などに当たるとしている。
申し立てによると、スパマーはYahoo!の許可なく、またYahoo!に商標権があることを理解していながらYahoo!をかたり、Yahoo!からのくじや賞に当たったとするメールを送信した。メールは、ユーザーをだましてパスワードやクレジットカード情報などの個人情報を入手しようとするものとみられる。Yahoo!は、こうしたくじや賞を主催しておらず、スパマーとも何の関係もないとしている。
Yahoo!は「当社は詐欺メールからのユーザー保護に100%コミットしている。この訴訟は、スパマーに対する明確なメッセージ」としている。
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