米Amazon.comは5月30日、米CBS傘下の出版社Simon & Schusterが、電子書籍リーダーKindleに、年内に新たに5000タイトルを提供することで合意したと発表した。今回の追加により、Simon & SchusterがKindle向けに提供する書籍タイトルは倍増し、人気の高いスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」シリーズなどが読めるようになる。
Simon & Schusterは、過去12カ月のAmazonでの人気書籍を分析した上で、Kindle向けタイトルを決定する予定だ。
Amazonのジェフ・ベゾスCEOによると、Kindleを購入した顧客の場合、Amazonでの一般書籍とKindle向け書籍を合わせた購入冊数が、Kindle購入前より平均2.6倍増えている。現在Kindle対応書籍は12万5000タイトルで、Kindle対応書籍の売り上げ冊数はAmazonでの書籍売り上げ冊数全体の6%以上を占めているという。
関連記事
- “iPodっぽい”クールさも 米Amazonの電子書籍端末「Kindle」を触ってきた
米Amazon.comが発売し、人気で品薄になった電子書籍端末「Kindle」が、Display 2008会場に“来日”。手になじむボディや使いやすくてかっこいいUIは、iPodを思い起こさせる。 - Amazon「Kindle」大人気、供給不足でCEOが謝罪
昨年11月発売の電子書籍リーダー「Kindle」は、注文後6週間待ちの状態。生産増により、数週間以内には当日出荷が可能になりそうだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.