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AMD、ゲーム開発を教育に生かす取り組みを発表
AMDが、ゲーム開発を通じて児童の社会問題意識を高めることを目的としたプログラム「AMD Changing the Game」を立ち上げた。
米AMDは6月2日、「AMD Changing the Game」プログラムの立ち上げを発表した。社会的テーマを扱ったデジタルゲームの開発指導を通じて、児童に数学や科学の知識、エンジニアリングなどのテクニカルスキルに加え、貧困や飢餓、地球温暖化などの問題への関心を持たせることを目標とする。AMDが科学技術分野への助成金提供を目的に新たに立ち上げたAMD Foundationの最初の取り組みとなる。
同プログラムを通じて得られた収益は、若者のゲーム開発意欲を支援する非営利団体へ寄付される。またAMDの従業員も、ボランティア活動によってプログラムを支援していく。
プログラム初年度として、AMDはテキサス州オースティンのGirlstartほか3つの非営利団体に支援金を送る。
AMD Foundationはまた、デジタルゲームを用いた社会変革を目指す個人または団体向けに支援と情報を提供する非営利団体Games for Changeと協力し、ゲームサンプルやガイダンスを含むデジタルツールキットを共同開発、非営利団体に提供する計画という。さらにGames for ChangeとParsons The News Schoolの合同プロジェクト「PETLab」とも協力、社会的題材を扱うゲーム開発を指導する若者向けカリキュラムを作成する。今年秋には、試験的な導入を開始する予定だ。
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