ニューヨーク証券取引所(NYSE)は6月12日、米証券取引委員会(SEC)に、新商品「NYSE Realtime Reference Prices」の販売許可を求める申請を提出した。メディアやインターネット企業にNYSEの市場データをリアルタイムで提供し、これら企業が消費者にデータを無料で提供できるようにするもの。
NYSEは遅くとも7月1日までに新製品の提供を開始し、4カ月間の試験運用を行う予定としている。
従来の製品と異なり、NYSE Realtime Reference Pricesの利用企業は、ユーザー数をNYSEに報告する義務はなく、また各ユーザーと利用契約を結ぶ必要もない。利用企業は月額固定料金でNYSEからデータを購入できる。
NASDAQは既にリアルタイム株価サービスを提供しており、Google FinanceはNASDAQ提供のリアルタイム株価のみを表示している。
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これまでWebでは入手困難だった株価のリアルタイム情報を、誰もが無料で入手できるようになるかもしれない。
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