ネットでのテレビ番組視聴が一般的になりつつあるが、CATVまたは衛星テレビ放送を利用している米国の成人の94%は、今でも従来のテレビで番組を見る方を好む――。調査会社の米Nielsenが6月30日、調査結果をまとめた。
ブロードバンド利用者の35%が、テレビで放映された番組のうち最低1番組はネット上で視聴していると回答。うち87%は、テレビ局が運営するWebサイトで直接視聴していた。またオンラインでテレビ番組を視聴する人の82%は、テレビ放映を見逃したことを理由としている。
またオンラインのテレビ番組関連コンテンツの視聴目的としては、「番組に登場するキャストの情報を読む」が39%、「次回予告を見る」が38%、「番組や登場人物の背景を読む」が37%だった。
オンラインの動画コンテンツを17分野に分類し、頻繁に視聴するものを選択してもらったところ、短いビデオクリップを視聴している人が多かった。特に映画の予告編(53%)、一般ユーザーによるビデオ(45%)、ミュージックビデオと一般ニュース(37%)、コメディー番組(31%)、スポーツクリップ(31%)の人気が高いことが分かった。
調査は全米のCATVまたは衛星テレビサービスに加入している1200人の成人と300人の10代を対象に実施されたもの。
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