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ニコ動「MAD」削除 ひろゆき氏「問題ない」、小林社長「現時点での妥協点」
いわゆる「MAD動画」を「ニコニコ動画」から削除する方針について、ドワンゴの小林宏社長と、同社子会社ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)氏がそれぞれコメントした。
アニメなどの映像にユーザーが別のコンテンツを加えて編集したいわゆる「MAD動画」を「ニコニコ動画」から削除する方針について、ドワンゴの小林宏社長と、同社子会社ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)氏がそれぞれ、7月4日に都内で開いたイベントでコメントした(「ニコニコ動画」でMADも削除 ドワンゴが権利者に申し入れ)
小林社長は「MAD削除は現時点の妥協点だ。MAD自体は、権利者にとってマイナスではなく、プラスになる面が大きい。MADは日本の秀でた1つの新しい文化と考えている」と話す。
MAD文化を広げていくために同社は、コンテンツホルダーに対して、自由にMADに利用していい“公認素材”を提供してもらえるよう交渉しているという。
ひろゆき氏は「MADは消してくれと言われた以上消すしかない。だが消すことがそれほど問題とは思っていない。米国ではハリウッドセレブのMADが多いが、日本でタレントを使ったMADはあまりない。ユーザーは、使っちゃダメなものは分かっている。使っちゃダメと言われれば、作らなくなるのではなく、使えるもので作るようになるだけ。使える物を用意して権利をクリアにしたほうがいいのでは」と述べた。
ニワンゴは同日、動画素材をアップロード・共有するためのサイトとルール「ニコニ・コモンズ」を8月中旬に公開すると発表している(作品利用ルール「ニコニ・コモンズ」、8月中旬から)。
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