ワンセグ見ながらアバターチャット 「おしゃべりテレビ」
同じテレビ番組を見ている人たちとリアルタイムにアバターチャットできるソフト「おしゃべりテレビ」が登場した。お笑い番組にみんなでツッコみ合ったりできる。
同じテレビ番組を見ている人たちと、リアルタイムにアバターチャットできるソフト「おしゃべりテレビ」を、ジー・モードがこのほど公開した。
PC用ワンセグチューナーでテレビ番組を再生しながら利用する仕組み。お笑い番組にみんなでツッコみ合ったり、スポーツ中継を見ながら選手への応援メッセージを投稿し合う――といった楽しみ方を想定している。
ワンセグチューナー「GV-SC300」(アイ・オー・データ機器)専用ソフトで、公式サイトから無料でダウンロードできる。GV-SC300を持っていなくても試せるよう、ネットカフェ「アプレシオ」と協力し、都内の3店舗に8月8日に導入する。
GV-SC300を備えたPCでソフトを起動すると、テレビ画面と、チャンネルごとのチャットルームが現れ、チャットルームに自分のアバターが登場。テキストを入力すると吹き出しに表示し、同じ番組を見ているほかのユーザーのアバターと会話できる。
一度に投稿できるのは約200文字。文字色を変えられるほか、改行することもでき、アスキーアートを表示させることも可能だ。
投稿回数が多いアバターは中央に動き、少ないと隅に追いやられる。アバターは洋服や髪型を変えたり、チャット中にジャンプさせたりも可能。国旗やメガホン、チャットルームで投げて楽しめるハンマーといったアバターアイテムも用意した。
「常にネタが提供される」
同社は携帯電話向けカジュアルゲームなどを開発する企業。オンラインゲームにチャット機能を提供していたこともある。
「オンラインゲームでは、話のネタが少なくて盛り上がらず、アダルトな内容にもなりがちだったが、おしゃべりテレビはテレビ番組というネタが常に提供される。見ているだけでも楽しく、参加すればもっと楽しい」と同社の椿原治郎さんはアピールする。
現在はβテスト中。今後は、アバターアイテムを販売したり、テレビを見ながらプレイできる簡単なゲームを有料で提供するといった方法でビジネス化していく計画だ。ワンセグだけでなく、地上デジタルチューナー(フルセグ)に対応したソフトも開発する予定という。
アイドル・愛川ゆず季さんも挑戦
気軽に試してもらうため、8月8日からネットカフェ「アプレシオ」の新宿ハイジア店、渋谷BEAMS店、目黒店に導入。その後全国のほかの店舗にも設置する。
7日に新宿ハイジア店で行われたおしゃべりテレビのイベントには、グラビアアイドルの愛川ゆず季さんが登場し、チャットに挑戦した。
愛川さんがチャットルームに登場すると、40人ほどのユーザーが「おおおおおおお! ゆずぽん!」「キター!」と盛り上がった。タイピングに慣れていないという愛川さんは、コメント入力に悪戦苦闘しながらも「何時間でもやり続けてしまいそう」と楽しんでいた。
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