仮想世界開発技術の米Multiverseは9月3日、ソーシャルネットワークとオンラインゲームを組み合わせた新しい仮想世界「Multiverse Places」のβ版を公開した。
新仮想世界を利用するには、3D仮想世界探索用の「Multiverse World Browser」とソーシャルネットワーク用のアプリケーションが必要で、どちらも無料でダウンロードできる。Windows XPおよびVistaのみ対応。
ユーザーが最初にスタートする地点は、ニューヨークのタイムズスクウェアという設定。ほかのユーザーのアバターと会話やゲームを楽しんだり、映画や音楽を視聴したりすることが可能だ。
ソーシャルネットワークアプリケーションにより、仮想世界内でテキストだけでなく、音声チャットをしたり、友だちのゲストブックにメッセージを残したりできる。また、既存のソーシャルネットワークでの友だちがMultiverse Placesに加わったとき、自動的に友だちと識別する機能を数週間以内に追加する予定。
Multiverse Placesはオープンソースの仮想世界なため、開発者が自由に新しいユーザーインタフェースやメニューシステム、アバターなどを開発、追加することができる。
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