ひろゆき氏「がんばってみますー」 mF247の事業プラン策定へ
「おいらが行っても却下されそうな予感ですけど、がんばってみますー」――ひろゆき氏は「mF247」の事業譲渡に関する優先交渉権を得て、事業プラン策定に前向きな姿勢を示した。
「おいらが行っても却下されそうな予感ですけど、がんばってみますー」――2ちゃんねる管理人・西村博之(ひろゆき)氏は9月12日、に・よん・なな・ミュージック(247music)が運営していたインディーズ音楽配信サイト「mF247」(現在は休止中)の事業譲渡に関する優先交渉権を得て、事業プラン策定に前向きな姿勢を示した。まずは従来のmF247と全く同じ状態で事業を再開し、アーティストと相談しながら次の展開を考えたいという。
「従来の良さはそのまま残して、その良さをどう広げるかと考えたい」――ひろゆき氏はこう話す。mF247は、審査に通ったアーティストの楽曲を無料配信するサイト。ひろゆき氏の前に247musicと交渉し、事業プランを却下されたクエイクは、「審査なしで誰でも楽曲を配信できるスペースをmF247に新設する」という案を提示していたが、ひろゆき氏は完全審査制を残す考えだ。
「従来のものを否定する必要はないと思うんですよね。アーティストは従来のものがいいと思って曲を登録してたわけですし。質が維持されているからこそ組んでくれる相手が出てくる可能性もありますし」
従来の仕組みのままで再開し、曲やアーティストをどう露出するかを工夫していく考え。具体的な方法はアーティストと相談して検討する。「露出については、アーティストごとに考えが違うでしょうし、話してみないと分からないでしょう。『ニコニコ動画』と連携するにも、ニコ動嫌いのアーティストがいたら意味ないですし」
247musicがひろゆき氏の事業プランを認め、交渉がまとまれば、サイトのドメイン名、プログラム、運営マニュアルなどの譲渡を受ける。サーバなどハードウェアやアーティストとの契約関係は譲渡されないため、ハードの調達やアーティストとの交渉は一から始めることになる。
「まずはハードウェア調達から始めて運用しなきゃいけないので、プログラムがきちんと前回と同じように動くとこまでもっていくだけで一苦労な気がするんですよねぇ」
mF247事業譲渡の優先交渉権は、247musicが8月末に「Yahoo!オークション」に出品。インディーズレーベルのクエイクが次点のひろゆき氏と1000円差・1000万2000円で落札していた。だが運営元のよん・なな・ミュージックがクエイクの事業プランを却下。期限の10日までに交渉がまとまらず破談になり、優先交渉権はひろゆき氏に移った(mF247譲渡、交渉権はひろゆき氏に クエイクの事業プラン却下)。
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