ニュース
固定網維持の「ユニバーサル料」、月額2円値上げへ 来年から8円に
TCAは、NTT東西の固定電話網維持にかかかる費用を通信事業者全体で負担する「ユニバーサルサービス料」を、来年1月から1番号当たり2円値上げし、8円にするよう総務相に認可申請した。
電気通信事業者協会(TCA)はこのほど、NTT東西の固定電話網維持にかかかる費用を、携帯電話やIP電話事業者など通信事業者全体で負担する「ユニバーサルサービス料」を、来年1月から1番号当たり2円値上げし、8円にするよう総務相に認可申請したと発表した。
ユニバーサルサービス料は、山間部や離島などの高コスト地域での赤字を、通信各社からの拠出で穴埋めする制度。ほとんどの事業者が利用者の月額利用料金に上乗せして徴収しているため、値上げが認可されれば、固定電話や携帯電話、IP電話などの月額利用料が上がることになる。
ユニバーサルサービス料は2007年7月に1番号当たり7円でスタートし、08年は6円に下がっていた。
関連記事
- ユニバーサルサービス料、2008年1月から月額6円に
電気通信事業者協会(TCA)は、平成20年1月以降のユニバーサルサービス料について月額6円とする算定結果を公表した。 - 固定・IP電話もユニバーサル料7円がユーザー負担に
NTT東西が、ユニバーサルサービス料7円を固定電話ユーザーに転嫁すると発表。IP電話各社も同額を転嫁する。 - 「電話のユニバーサルサービス制度」って何?
2007年1月より「電話のユニバーサルサービス制度」が始まる。NTT東日本/NTT西日本で負担していた固定電話基本料や第一種公衆電話、110番/119番などの緊急通報などを通信会社全体で応分に負担するという制度となる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.