メモリメーカーの米Micron Technologyは10月1日、同社第4四半期(6〜8月)の決算発表を行った。メモリ製品の世界的な供給過剰と価格下落により、売上高は14億5000万ドルで前年同期比1%以下の微増にとどまり、純損失は3億4400万ドル(1株当たり45セント)と、前年同期の1億5800万ドル(1株当たり21セント)からさらに赤字幅を広げた。
同社のスティーブ・アップルトン会長兼CEOは「世界のメモリ市場は深刻な供給過剰と価格下落に直面しており、この業界で競っているわれわれにとって厳しい時となっている」とコメント。コスト削減計画の一環として、幹部の報酬を20%カットすることを明らかにした。
通年では売上高は58億4100万ドルで前年対比3%増、最終損益は16億1900万ドル(1株当たり2.10ドル)の赤字だった。
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