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「なんちゃってshuffle」のメーカー、Appleを「市場独占」で提訴
iPod shuffle似のMP3プレーヤーで話題になった企業が、Appleが「不当な妨害」でMP3プレーヤー市場を独占しようとしたとして訴訟を起こした。
2005年にiPod shuffle似のMP3プレーヤーを発表して話題になった台湾企業LUXPROが、米Appleを提訴した。
LUXPROは10月14日に、米アーカンソー州西地区の地裁に訴状を提出。Appleが小売業者に圧力を掛けて、LUXPROのMP3プレーヤーを市場から締め出そうとしたと訴えている。LUXPROは、Appleが「不当な妨害」でMP3プレーヤー市場を独占しようとし、不正競争防止法に違反したと主張し、損害賠償を求めている。訴状を掲載しているWebサイトjustia.comには、損害賠償の請求額は7万5000ドルと記されている。
LUXPROは2005年のCeBITでMP3プレーヤー「Super Shuffle」を披露し、話題を呼んだ。その後「Shuffle」という名称をめぐってAppleが訴訟を起こしたため、製品名を「Super Tangent」に変更。Appleは同年、製品の外観が酷似しているとの理由から台湾でLUXPROに対する訴訟も起こし、LUXPROがMP3プレーヤーを製造、販売することを禁じる仮差し止め命令を勝ち取った。この命令は2007年に上訴審で無効とされ、このときLUXPROは、差し止め命令によって販売機会を逸失したとして、Appleに1億ドルの損害賠償を要求することを明らかにした。
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