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「個人的虚栄心」ヤングガンガン契約社員を解雇 SNS日記問題で
未成年アイドルと「飲んでる」、タレントサイン会を「マジきもくて」などと記した日記をSNSで公開していたヤングガンガン編集部の契約社員が解雇された。
スクウェア・エニックスの漫画誌「ヤングガンガン」編集部の契約社員が、未成年のアイドルタレントと飲酒していたように受け取れる日記を大手SNSで公開していた問題で、同編集部は10月17日、契約社員を就業規則に基づき解雇したことを明らかにした。
契約社員はグラビアを担当。10月の日記で、未成年の女性アイドルタレントらの名前を挙げ、「飲んでる」などと記していた。
同編集部が17日付で公開した「弊社編集部員による虚偽情報の流布に関する社内調査結果の報告とお詫び」によると、日記の記述は「個人的虚栄心によるもの」だったという。
名前が挙げられた女性タレントらと契約社員は同席したこともなければ面識もなく、飲酒などの会合があった事実もなく、「全く持って事実無根の情報」だったという。「事実無根の記述により、名前を挙げられた皆様および所属事務所の名誉を著しく毀損することとなってしまいました」として謝罪した。
契約社員は別の日の日記で、ある女性タレントのサイン会について「やたらオタクに絡まれた。マジきもくて鳥肌たったゎ」などと記していた。
同編集部は「ファンの皆様を中傷する記述がございましたが、当該契約社員の個人的感想であり、関係者の皆様およびヤングガンガン編集部の見解ではございません」として謝罪した。
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