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「日本版フェアユース、ユーザーの意見も聞いて」――MIAUが要望書
MIAUは「日本版フェアユース」の議論に関して、ユーザーの意見にも耳を傾けるよう求める要望書を、政府の知的財産戦略本部に提出した。
MIAU(インターネット先進ユーザーの会)は、「日本版フェアユース」の議論に関して、ユーザーの意見にも耳を傾けるよう求める要望書を、政府の知的財産戦略本部に10月20日付けで提出した。
日本版フェアユースは、ネット時代に対応したコンテンツ産業の振興を図るための包括的な権利制限規定。法学者や弁護士で構成された「デジタル・ネット時代における知財制度専門調査会」で法制化に向けた議論が進められ、10月中にも報告書をまとめる計画だった。
だが日本音楽著作権協会(JASRAC)など権利者7団体が10月1日、この議論に権利者の代表者を参加させるよう知的財産戦略本部に要望。14日の調査会会合では権利者の代表者からのヒアリングが行われた。
MIAUは要望書で「フェアユースの基準は、権利者側のみならずユーザー側も参画して模索していくべきもの」と指摘。「権利者に対するヒアリングの少なさを問題とするならば、ユーザー側からのヒアリングの機会も十分に与えていただけるよう要望する」としている。
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「権利者不在のままコンテンツの活用ばかりに話が及ぶとすれば、公平さに欠けている」――JASRACなど権利者7団体は「日本版フェアユース」に関する議論に権利者の代表者を参加させるよう、政府の知財戦略本部に要望書を提出した。
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