「Google Analytics」がよりビジネス向けに――AdSenseと統合も
GoogleのWeb解析サービスがAdSenseに統合され、AdSenseのパフォーマンスをページや参照サイトごとに細かく分析できるようになった。
米Googleは10月22日、Web解析サービス「Google Analytics」に、新たな機能を追加したと発表した。「カスタムレポート」「アドバンスセグメント」「モーショングラフ」などの、よりビジネス向きな機能が追加された。また「Google AdSense」と統合した。
カスタムレポートでは、自分が比較したい指標を組み合わせて独自のリポートが作成でき、表示方法も自分の好みに合わせることができる。アドバンスセグメントは、トラフィックを特定条件で抽出して分析できるようにする。「有料トラフィック」や「コンバージョンしたセッション」といった、あらかじめ用意されたセグメントを選んでもいいし、専用ツールを使ってオリジナルのセグメントを作ることもできる。
モーショングラフは、高度かつ多面的な分析を提供する。ユーザーは自分が比較したい指標を選択し、時間経過による変化を視覚的に確認できる。従来のグラフでは難しかった複数指標の相互作用を明確にできるようになったという。
またAPIも用意。現在、非公開βテストを進めているという。APIの活用により、開発者はGoogle Analyticsのデータにアクセスし、用途に合わせてエクスポートできるようになる。例えばほかのデータソースに情報を統合する、カスタムなインタフェースを構築する、オフライン分析を行うなどの用途が考えられる。
さらに「Google AdSense」との統合により、AdSenseパブリッシャーはページや参照元サイトごとにAdSenseのパフォーマンスを細かく分析できるようになった。ユーザーの行動が詳しく分かるため、サイトのユーザー体験の向上や、AdSenseによる売り上げ増に結びつけることができるとしている。
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1時間ごとの解析など、ユーザーからの要望が多かった機能も加わった。
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