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ヤフーの4〜9月期、営業益10%増
ヤフーの4〜9月期は、営業益が約10%増に。行動ターゲティング広告などが拡大したほか、検索連動型広告で採用媒体が増えたことなどから広告事業の売上高が拡大した。
ヤフーが10月24日発表した2008年4〜9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比10.3%増の659億円だった。
売上高は1316億円。今期から、売上原価や販管費として計上していた費用を売上高から直接控除する「ネット表示」に変更。前期までの「グロス表示」だと1458億円になり、前年同期比で23.9%増だった。
グロス表示による広告事業の売上高は49.1%増の805億円(ネット表示:688億円)。行動ターゲティングやデモグラフィックターゲティングなどの広告商品が拡大したほか、検索連動型広告で他社媒体の採用が増えた。「Yahoo!プレミアム」の9月末時点の会員数は718万IDとなり、前年同期比で10.6%増だった。
経常利益は12.6%増の650億円。純利益は26.1%増の368億円だった。
10〜12月期の見通し(グロス表示)は、売上高が735億〜766億円、営業利益が324億〜346億円、経常利益が322億〜344億円、純利益が188億〜201億円。年末商戦期のオークションとショッピングで取扱高・収益の最大化を目指す。苦戦を予想している求人関連事業やYahoo!BB事業、不動産事業の減収を最小限に抑えるよう努めるとしている。
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