米Yahoo!、ソーシャルでオープンな開発プラットフォーム「Y!OS 1.0」公開
OpenSocial対応のYahoo!アプリケーション開発プラットフォームがリリースされた。
米Yahoo!は10月28日、開発者向けプラットフォーム「Yahoo! Open Strategy(Y!OS)1.0」を立ち上げたと発表した。米Yahoo!のユーザーIDを持っていれば、ダッシュボードでYahoo!のAPIを使ったアプリケーションを開発できる。
Yahoo!は4月に、開発者やパブリッシャーがYahoo!のサービスやデータを活用できるオープンプラットフォームを提供する戦略としてY!OSを発表していた。その一環として今回、開発者向けのツール「Yahoo! Application Platform(YAP)」「Yahoo! Social Platform(YSP)」「Yahoo! Query Language(YQL)」の提供を開始する。
YSPはREST(Representational State Transfer)ベースのAPI集。Yahoo!のプロフィールやConnections(友人リスト)などを利用したソーシャルアプリケーションを作成できる。OpenSocialをサポートしている。
YQL は、SQL的な言語を使ってほかのWebサービスにアクセスできるAPI。Pipesのコマンドライン版のようなもので、Yahoo!のデータに、またそれ以外のネット上のデータにも、単一のインタフェースでアクセスできるようにすることを目指しているという。
YAPは、開発者がYahoo!のホームページやメディアサイトで自作アプリケーションを配布するためのオープンマーケットプレイス。開発者はこのプラットフォームを使ってアプリケーションをYahoo!に提出できるようになる。OpenSocialをサポート。
いずれもオープンなアクセス認証プロトコルのOAuthをサポートするため、誰がユーザーの情報にアクセスできるかを、ユーザー自身が常にコントロールできるとしている。
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