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Microsoft研究部門、Surface SDKや魔法のレンズなど先端技術を発表
ハイテクテーブル「Surface」のソフト開発キット、Surfaceの機能を拡張する“魔法のレンズ”のような「Second Light」を発表した。
米Microsoftは10月29日、ハイテクテーブル「Surface」のソフト開発キットなど、研究部門Microsoft Researchの新技術を発表した。
「Surface」の初のソフト開発キット(SDK)は、Surfaceのジェスチャーやタッチでコマンドを実行できる機能、マルチタッチ・マルチユーザー機能、テーブル上に置かれた物体を認識する機能などを活用したアプリケーションの開発を可能にする。開発者向けに限定的にリリースされる。
このほか同社は以下の新技術を発表した。
- 宇宙を観察できるWebアプリケーション「WorldWide Telescope」の新機能:太陽系の3D表示、1000を超える新しい画像、ユーザーが宇宙の画像をアップロードして共有できる機能が加わった。
- Microsoft CCR and DSS Toolkit 2008:.NETおよびCompact Frameworkのクラスライブラリとツール一式。Microsoft Robotics Developer Studioの一部としてリリースされた並列協調ランタイム(CCR)と分散ソフトウェアサービス(DSS)を活用するためのもので、疎結合した並列アプリケーションと分散型アプリケーションの開発を容易にする。
- SenseWeb Project:センサーネットワークを活用したプロジェクト。Microsoftは自社のデータセンターに小型センサーを設置して、電力消費を管理している。野外に設置したセンサーで、環境変化を追跡するなどの用途もある。
- Boku:子供が遊びながらプログラミングを学べるゲーム。Bokuというバーチャルロボットを通じて、プログラミングのロジックの基本原則を学ぶ。
- DryadLINQ:普通のプログラマーが、大規模PCクラスタで動く大型データ並列アプリケーションを開発できるプログラミング環境。分散型実行エンジン「Dryad」と.NET Language Integrated Query(LINQ)で構成される。
- SecondLight:Surfaceの機能を拡張するリアプロジェクション技術。Surfaceのディスプレイ上に置いた、あるいはかざした半透明のプラスチックシートに画像を投影することができる。ディスプレイとシートに別々の画像を映すことも可能という。
シートを「魔法のレンズ」のように機能させることもできる。例えば、車の画像の上にシートを置くと、中が透けて見えるかのように、シート上に内部の機械的な仕組みが映るようにするといったことが可能だ。
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