調査会社の米NPD Groupは5月20日、米国の消費者向け携帯電話市場についての統計を発表した。第3四半期(7〜9月期)の端末販売台数は約3200万台で、前年同期比15%減。平均販売価格(ASP)は6%上昇して88ドルになったが、売上高は10%減の約29億ドルだという。
モデル別の販売台数では、7月に発売されたAppleのiPhone 3Gが初の首位に立ち、12四半期連続で1位だったMotorola RAZR V3(全モデル合計台数)は2位になった。以下3位がResearch In Motion(RIM)のBlackberry Curve(全モデル合計台数)、4位がLG ElectronicsのRumor、5位がLG ElectronicsのenV2となった。
iPhone 3GがRAZRから首位を奪ったことについてNPDは、ユーザーが携帯電話にファッション性だけでなく、高機能も求めるようになった現われだとしている。第3四半期に販売された携帯電話の30%がQWERTYキーボード搭載機で(前年同期は11%)、83%がBluetooth搭載(同72%)、68%が音楽再生機能付きだった(同49%)という。
関連キーワード
iPhone 3G | 携帯電話 | Motorola(モトローラ) | LG電子 | RAZR | 販売台数 | Apple | BlackBerry | Nokia(ノキア) | QWERTY
関連記事
- [WSJ] Samsung、Motorola抜き米国1位の携帯電話メーカーに
LG Electronicsも、Motorolaに追いつける位置につけている。 - 世界スマートフォン市場、iPhoneがBlackBerry抜く――Canalys調査
Appleが出荷台数を523%伸ばして2位に浮上。Nokiaは1位を維持するもシェアを12.5ポイント下げた。 - iPhone 3G、米スマートフォン市場でシェア17%に――NPD調査
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.