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米Yahoo!、トップページ刷新に新たなUIフレームワーク採用
テスト中の新しいトップページは、現在開発中のYUI 3.0を次期JavaScriptフレームワークとして採用した。
米Yahoo!は、現在テストを進めているYahoo.comの新トップページに、開発中のフレームワーク「Yahoo User Interface Library(YUI)3.0」を採用したことを明らかにした。
YUIはインタラクティブなWebアプリケーションの構築に利用できるオープンソースのライブラリ。JavaScriptで書かれており、DOMスクリプト、DHTML、Ajaxを利用できる。
YUI 3.0は8月に初のプレビュー版がリリースされたが、Yahoo!によるとこれは、新トップページ開発チームとの連係の成果だという。
新トップページ開発チームは当初、YUI 2.xの採用を考えていた。コンセプトとしては3.0への期待が大きかったが、当時はまだ3.0の開発が始まったばかりで、ドキュメントも整備されていなかった。だが新トップページ開発チームはYUIチームと密に連係し、討議を重ね、バグをつぶしていき、最終的に新トップページにおける3.0の採用を決定したとしている。
Yahoo!によると3.0の採用で、Yahoo.comの新トップページは各パーツを完全に独立させ、互いに影響を受けないようにすることができている。また小型化、高速化が図られ、後の改修時の手間も、YUI 2.xより3.0の方が圧倒的に少ないとしている。
Yahoo!は現在、新トップページを少数のユーザーに向けてランダムに表示し、ユーザーの反応を調べている。
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